空港が必見の観光スポットとなることはあまりありませんが、シンガポール・チャンギ空港に最近増設されたジュエル・チャンギは、まさに必見の観光スポットです。

デザイン、建築、緑豊かな自然が見事に融合したこのワールドクラスのライフスタイルスポットでは、シンガポールの様々な魅力を体験することができます。この1日プランを参考に、思う存分ご堪能ください!

午前9時:HSBCレイン・ボルテックス(1階)
現代工学の驚異とも言える、ジュエル・チャンギのHSBCレイン・ボルテックス

現代工学の驚異とも言えるHSBCレイン・ボルテックスは、ジュエル・チャンギの目玉スポットです。40メートルの高さを誇るこの世界一高い屋内滝には、自然好きも建築好きも魅了されること間違いなし。

早めに来て、資生堂フォレストバレーをのんびりと散歩しましょう。気に入った場所が見つかったら、即興でピクニックをするのもおすすめです。地下1階と2階に行けば、朝食や軽食をテイクアウトできるお店がたくさんあります。

ホットコーヒーが飲みたい方は、韓国のコーヒーチェーン店、dal.kommに立ち寄りましょう。地元の味を楽しみたい方には、O’TAHがおすすめです。O’TAHでは、オタ(スパイシーな魚肉ペーストをバナナの葉で包んで焼いた料理)やナシレマ(ココナッツミルクで炊いた米に複数のサイドディッシュを添えた料理)など、定番ローカルフードに現代風のアレンジを加えた料理を提供しています。


午前11時:ショー・シアターズ ジュエル店(地下2階)
観光客がお土産に買って帰ることができる、地元の食材や農産物のフラットレイ写真

次に、映画の魔法を堪能しにショー・シアターズ ジュエル店に向かいましょう。アイマックスシアターを含む11スクリーンを擁するこの映画館は、映画を観るのに最高の場所です。お子様連れのご家族は、館内にあるキッズフレンドリーなシネマホール、ドリーマーズを予約できます。身長90cm未満のお子様は入場無料です。

映画を楽しんだ後は、同じフロアにあるフェアプライス・ファイネストに立ち寄ってお土産を購入しましょう。このスーパーマーケットでは、カヤ(ココナッツと卵で作る伝統的なジャム)やローカルフレーバーのクッキーといった地元の食材や農産物の他、食べ物をテーマにしたクッションやキーチェーンなども販売しています。


午後1時:バイオレット・ウン・シンガポール(1階)
ナショナル・キッチン・バイ・バイオレット・ウン・シンガポールの料理のフラットレイ写真

ローカルフードの第一人者であるバイオレット・ウンは、伝統的なシンガポールの定番料理を数十年にわたって提供し続けてきました。バイオレット・ウン・シンガポール ジュエル・チャンギ店では、プラナカン*料理、中国料理、インド料理、マレー料理の定番メニューを豪華に取り揃えています。アヤム・ブア・クルア、海南チキンライス、サユール・ロデ、ロティ・プラタ付きフィッシュカレーなどの料理を食べて、東南アジア料理に関する知識を深めましょう。

*「プラナカン」はインドネシア/マレー語で「地元生まれ」を意味する言葉で、一般的には中国系とマレー/インドネシア系の婚姻による子孫のことを指します。


午後3時:ジュエル・チャンギのショッピングスポット
ジュエル・チャンギのポケモンセンターに並ぶピカチュウ

美味しい料理を堪能した後は、腹ごなしにジュエル・チャンギのショッピングスポットを探索してみましょう。自分の個性を表現する新たな方法を見つけるのも楽しみ方のひとつですが、東南アジア最大のナイキの店舗や、コーチZARAリーバイスといった国際ブランドの店舗などを見て回るのもおすすめです。

シンガポール風の小物で自宅の模様替えをしたい方は、スーパーママに立ち寄りましょう。このギャラリーストアでは、マーライオンのモチーフをあしらった磁器のお皿からシンガポールのポスターまで、魅力的な商品を幅広く取り揃えています。

「ポケモンゲットだぜ!」と叫んだことがある若い方(あるいは心が若い方)は、迷わずポケモンセンターに向かいましょう。この日本国外で唯一の常設公式ショップには、140種類以上もの縫いぐるみが所狭しと並んでいます。ぜひ、自分の個性を表現できるお気に入りの1匹を捕まえてください。


午後5時:チャンギ・エクスペリエンス・スタジオ(4階)
ジュエル・チャンギのチャンギ・エクスペリエンス・スタジオにある「アメージング・ランウェイ」(ボーイングのジェット機とポルシェの車のシミュレーションレース)

飛行機の世界が大好きなら、次の目的地はきっと有意義な体験になるでしょう。

チャンギ・エクスペリエンス・スタジオは、没入型・相互体験型の仮想世界です。ここでは、空港の内部作業に関する知識を深めたり、数多くのゲームやショーを楽しんだり、ポルシェとボーイング747のシミュレーションレースに参加したりできます。さらに、空港の保安検査員としての腕を試したり、航空機の出発準備などといった空港の重要業務をテーマにしたゲームで遊んだりすることもできます。


午後6時:キャノピー・パーク(5階)
ジュエル・チャンギのキャノピー・パークにある「フォギー・ボウルズ」で遊ぶ子供たち

「ライオンシティ」シンガポールに夕暮れが訪れたら、ジュエル・チャンギの最上階にあるキャノピー・パークに向かいましょう。創造性、アート、青々とした植物が融合したこの豪華な遊び場を見ると、誰もが子供のような驚きを感じるはずです。

フォギー・ボウルズ」のシュールな光景の中でお子様と戯れたり、複雑に曲がりくねった迷路「ヘッジ・メイズ」の中で迷ったり、ただのんびりと散歩しながら「ペタル・ガーデン」の繊細な美しさを堪能したりと、楽しみ方は様々です。


午後8時:クラウド9・ピアッツァ(5階)
シンガポールのジュエル・チャンギにあるアメリカ家庭料理の店、バーガー&ロブスターの看板メニューのロブスターロール

最後に、クラウド9・ピアッツァで思い出に残るディナーを楽しみましょう。魅力的な飲食店が並ぶこのイベントスペースでは、世界中の料理が食べられます。

アメリカの家庭料理が大好きな方には、バーガー&ロブスターがおすすめです。日本のフュージョン料理を食べてみたい方は、タヌキ・ロウで極上の料理をご堪能ください。そして、ローカルと同じように食べたい(そして飲みたい!)方は、タイガー・ストリート・ラボに足を運びましょう。ここでは、美味しいビールと一緒に、卵黄をトッピングしたホーファン(米粉の平麺)やチリソフトシェルクラブなどの地元料理を楽しめます。