フォート・カニング・パークには、歴史ファンが喜ぶ古代の工芸品や、コンサートにぴったりの芝生があります。また、青々とした緑樹が自然を愛する人を待っています。

画像 National Parks Board

中世にこの地を支配していたのは、マレー系の君主でした。第二次世界大戦中には、ここで英国が日本軍の侵略に屈する判断を下しました。最近では、観客を熱狂の渦に巻く世界最大規模のコンサートが行われています。さあ、ここはシンガポールのどこでしょうか。

思いもよらない数々の出来事の組み合わせですが、その現場となってきたのは、シンガポールでも指折りの歴史的名所、丘の上にあるフォート・カニング・パークです。もともとは、マレー語で「禁断の丘」を意味する「ブキ・ラランガン」として知られていました。今日、この18ヘクタールの空間は充実した観光スポットです。歴史ファンが喜ぶ古代の工芸品が展示されているほか、屋外にはコンサートにぴったりの芝生が広がり、もちろん、青々とした緑樹が自然を愛する人を待っています。魅力的なデザイナーズホテル「フォート・カニング」も、ここにあります。

画像 Joel Chua DY

見どころは、中継貿易の交易所から世界的な海事の中心地に至るまでのシンガポール発展の流れを伝えるマリタイム・コーナー@フォート・カニング、19世紀に建てられた要塞の遺物フォート・ゲートなど。 スパイス・ガーデン、ASEAN彫刻庭園、第二次大戦中に軍が地下複合施設として使っていたバトル・ボックスもあります。

シンガポール中心部にある丘を降りてゆくと、有名なショッピングエリアのオーチャード・ロードにつながります。すぐ裏手には国立博物館があり、エスカレーターでアクセスできます。