高等教育機関のアートカレッジに設けられた、この実験的アートスペースは、現代アートへの理解を深めてくれます。
斬新で実験的なアートがお好きな方は、インスティテュート・オブ・コンテンポラリーアート・シンガポール(Institute of Contemporary Arts Singapore: ICA Singapore)にお立ち寄りください。これまでにない実験的な芸術作品に触れることができるアートスペースです。
ファインアート、デザインからメディアプラクティス、パフォーミングアートまで、ここには、さまざまなジャンルの作品が展示されています。企画の焦点は、国内外の現代アート作品の展示と、アーティスト紹介。ここに作品が展示されている常設アーティストのほか、ICAシンガポールでは、海外団体、アーティスト、ゲストキュレーターとのコラボレーションも定期的に行っています。また、アジアン・アート・スペース・ネットワーク(Arts Space Network: AASN)の会員でもあります。
ラサール・カレッジ・オブ・アーツ(Lasalle College of the Arts)は、私立美術学校の学芸部門。このアートスペースでは、1,500平方メートルの空間に7つのギャラリーが広がっています。カレッジの学生も、卒業展の一環として、絵画、彫像、インスタレーションや映像、写真を、定期的にギャラリーに展示しています。
アート教育
ICAシンガポールでは、アーティストやキュレーターによるセミナーやシンポジウム、 講演、コンテンポラリー・パフォーマンス、インスタレーション、デザイン、音楽/サウンドプラクティスなどの公開プログラムを開催しています。目的は、学生と一般市民に、国内外や地域の現代アートに対する理解や認識を深めてもらうための場を提供することにあります。
芸術カタログ、芸術批評、シンガポールの芸術展望レビューなど、展示会と連動して、ICASの出版物が年間を通して発行され、イベント期間中に販売されています。