シンガポールを代表するダンスミュージックフェスティバルが、コロナ禍での中断を経て、3年ぶりに解禁。セントーサ島にZoukOut(ズークアウト)が帰ってきます。

2022年12月2日と3日、2夜にわたって開催されるこのビーチフェスには、世界トップクラスのDJと地元アーティストたちが集結。その熱いビートが忘れられない夜を演出します。

水着とビーチサンダルに着替えて、さあ、シンガポール一の人気を誇るダンスパーティーへ。一生に一度のエキサイティングな夜が待ち受けています。

夜更けから夜明けまで
ズークアウト・シンガポール2016のメインステージの観客

今年のZoukOutは、「近代のモーツァルト」の異名を持つアンドリュー・レイエルから、グラミー賞にノミネートされたDJ、アーミン・ヴァン・ビューレンまで、エレクトロニックダンスミュージック(EDM)界の貴公子たちがラインナップ。

セントーサ島のシロソ・ビーチで、2夜にわたって開催されるこのダンスパーティーの舞台には、他にも「EDM界のゴッドファーザー」と称されるTiësto(ティエスト)、ハウスミュージック界の伝説的存在であるShiba San(シバ・サン)をはじめ、地元のダンスシーンを牽引するChe’Molly(シェ=モーリー)やゲットー(Ghetto)、そして「ズーク」のレジデントDJである、ジェレミー・ブーンも登壇。

今年のフェスのテーマ「The Futuristic City of Dreams(夢の近未来都市)」が、華やかなビジュアル映像と舞台装飾によって表現され、参加者を夢と空想の世界が交差する近未来への旅へと誘います。

フェス会場は、フードビレッジをはじめ、アクティビティブースやカスタムインスタレーション、ロービングアクト(移動するパフォーマンス)まで、野外フェスに求められる設備をフル装備。グルーブな夜を存分に満喫できます。 

ZoukOut(ズークアウト)— 誕生秘話
ズークアウト・シンガポール2016と花火

ZoukOut(ズークアウト)の主催者は、セントーサ島を代表するダンスクラブのZouk。最新鋭のサウンドシステムと照明設備を備え、31年間にわたり島のナイトライフシーンを見守り続けてきた伝説的クラブです。Zoukは、ただのダンスクラブではありません。シンガポールのクラブシーンの名声を高め、そのイメージアップに貢献したとしばしば讃えられる名クラブです。

ZoukOutが初めて開催されたのは2000年のこと。その時は1夜限りのイベントで、参加者が9,000人あまりと、規模も今よりは控えめでした。しかしその後すぐに、このダンスミュージックフェスティバルの信奉者は増え、毎年何万人もの人々が参加する恒例イベントへと成長しました。

世界的に広くその名を知られるようになったこのビーチフェスの舞台には、これまで音楽界を代表する大物アーチストたちが登場してきました。最近参加したメンバーの中には、アバブ&ビヨンド、アーミン・ヴァン・ビューレン、デヴィッド・ゲッタ、カール・コックスも含まれています。

ZoukOutはこれまで、「シンガポール・ツーリズム・アワード」のベスト・レジャーイベント・エクスペリエンス賞を2回受賞。香港やボラカイ島(フィリピン)、東京など、その舞台を世界に向けて広げています。