1日目:都市の自然、現代的な魅力

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのスーパーツリーの眺め
1 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

シンガポールは活気に満ちた大都市というだけではありません。意外性あふれる新たな情熱に出会える街、それがシンガポールなのです。

シンガポール探訪のスタートは、一番人気のスポットガーデンズ・バイ・ザ・ベイから。広さ101ヘクタールの緑豊かな敷地内には、空調管理を完備した3つの巨大な温室があり、美しい自然がぎっしりと詰まっています。

フラワー・ドームには希少な植物が展示されており、クラウド・フォレストでは霧に包まれた幻想的な風景を満喫できます。また、ガーデン内にそびえ立つスーパーツリーはまさに壮観の一言。ここで一日の大半を過ごしても決して飽き足らないでしょう。クラウド・マウンテンに登るのもお忘れなく。ここからは、記憶に残る素晴らしい景観が楽しめます。また、OCBCスカイウェイは写真撮影にぴったりのスポットです。

サンズ・スカイパークのインフィニティ・プールと沈む夕日
2 マリーナベイ・サンズ®

日が暮れたら、ウォーターフロントを散歩して、マリーナ・ベイ・サンズ®へ。高層階のパーティースポットからラグジュアリーなショッピングエリアまで、こだわりの旅行者も魅了する魅力満載の統合リゾートです。

ショップス・アット・マリーナ・ベイ・サンズには、アレキサンダー・マックイーンからオーデマ・ピゲまで、世界的なブランドやラグジュアリーなレーベルが勢揃い。マーキー・シンガポールやセラヴィなどのクラブではエンドレスなパーティーが盛り上がりを見せます。

マリーナ・ベイ・サンズにはワールドクラスの美食もいっぱい。カット・バイ・ウルフギャング・パックのステーキや、コマ・シンガポールのおいしい和食、そしてゴードン・ラムゼイのブレッド・ストリート・キッチンでは西洋料理が堪能できます。

アートサイエンス・ミュージアムの外観
3 アートサイエンスミュージアム™

アート好きなら、迷わずアートサイエンス・ミュージアムに直行しましょう。ここは、アートとテクノロジーがひとつに融合した、大人気のスポットです。「フューチャー・ワールド」などの展示が開催されています。アートとサイエンスが出会う場所」が開催されています。

マーライオン公園はインスタグラマーには絶対に外せないポイント。シンガポールで最も有名なランドマークを撮影してアップしましょう。

2日目:セントーサ島で楽しむ海とスリル

タンジョン・ビーチ・クラブのプールサイド・カバナ
4 タンジョン・ビーチ・クラブ

シンガポールの2日目は、太陽、砂、そして波しぶきとたわむれる一日。シンガポールの南岸に位置するセントーサ島は、白砂のビーチで知られるアイランド・リゾート。家族で楽しめるアトラクションやアクティビティが目白押しです。

この島にある3つのビーチは、どれも特徴あるユニークな魅力にあふれています。タンジョン・ビーチは静かで落ち着いた雰囲気、そしてシロソ・ビーチは賑やかで楽しいスポットです。タンジョン・ビーチ・クラブでは、カクテルを片手に、太陽の日差しを浴びながらのんびりとくつろぎの時間を過ごすのがおすすめです。

ユニバーサル・スタジオ・シンガポールを訪れた4人家族
5 ユニバーサル・スタジオ・シンガポール

ビーチを堪能したら、次に訪れたいのがユニバーサル・スタジオ・シンガポール。映画のマジックを体感しましょう。このテーマパークは、映画の作品をテーマにした7つのエリアに分かれていて、楽しいライドが数多くあります。

シー・アクアリウム™にある「オープン・オーシャン」のビューイングパネルは、幅36メートル、高さ8.3メートルと世界最大。
6 シー・アクアリウム™ @リゾート・ワールド・セントーサ

シー・アクアリウムもおすすめのスポットです。この水族館には、10万点もの海の生き物たちが展示されています。シャーク・シー・ハビタットでは、海の生態系の頂点に君臨する捕食者サメの威厳ある姿に圧倒されます。また、オープン・オーシャン・ハビタットでは深海の美しい世界を全身で体感することができます。

セントーサ・コーブのキーサイド・アイルのドローン空撮
7 Quayside Isle at Sentosa Cove

お腹が空いてきたら、キーサイド・アイルへ向かいましょう。この静かなウォーターフロントのエリアには、様々なレストランが軒を連ねています。例えばミコノス・オン・ザ・ベイではギリシャ料理が、ブルー・ロータス・チャイニーズ・グリル・ハウスでは創作中華料理が楽しめます。

シンガポール・ナイトサファリのトラムからマレートラを見る家族
8 ナイトサファリ

日が暮れたら、ナイトサファリで大自然体験に繰り出しましょう。ここは、夜の動物たちの生態を観察することができる世界初のサファリパークです。マレートラやインドサイなど、130種以上の動物たちがここに暮らしています。

4つあるウォーキングトレイルからは、こうした動物たちの姿を間近から観察することができます。疲れていて歩くのはちょっと、という方には、トラムのご利用をおすすめします。乗車時間は35分間で、パーク内の7つの生態系エリアすべてを回ることができます。

3日目:歴史地区で文化と伝統に触れる

夜のシンガポール国立博物館のファサード
9 シンガポール国立博物館

植民地時代の豊かな歴史と明るい未来が交錯するのが、シンガポールのシビック・ディストリクト。博物館やコロニアル様式の建築が、超高層ビルや現代的なショッピングモールと混在するエリアです。

午前中は、シンガポール国立博物館でシンガポールの文化と歴史遺産を探訪しましょう。豊かな歴史に彩られた美しい建物を利用しているこの博物館では、シンガポールの歴史を生き生きとした姿で体感することができます。館内には、知識を増やすだけでなく、楽しさもいっぱいの展示が展開しています。

「マジック・アンド・メナス(魔術と脅威)」と題した展示では、東南アジアのシャーマン信仰について知ることができます。また、シンガポール歴史ギャラリーでは、この国の歴史をたどる展示が楽しめます。お土産を買うなら、シンガポール国立博物館のオリジナルブランド「ミュージアム・レーベル」のアート感覚あふれる個性的なミュージアムグッズがおすすめです。

新しくオープンしたナショナル・ギャラリー・シンガポールの壮大なファサード
10 ナショナル・ギャラリー・シンガポール

午後はナショナル・ギャラリー・シンガポールへ。世界中から集められたアートを楽しむことができる美術館です。このワールドクラスの美術館は、かつてはシティホールと最高裁判所として使われていた2つの建物を使用しています。シンガポールをはじめ、東南アジア全域から、8,000点以上のアート作品を収蔵しています。

高島屋とマンダリン・ギャラリー・オーチャードの間のオーチャード・ロード・ウォークウェイ
11 オーチャード・ロード

「ライオンシティ」シンガポールは、ショッピング天国としても広く知られています。特に有名なのがオーチャード・ロード。シンガポール随一のショッピングエリアです。

賑やかで活気あふれるこのエリアには、数多くのショッピングモールがあり、充実のナイトショッピングを楽しむことができます。IONオーチャードやウィスマ・アトリアなどのショッピングモールには、グローバルブランドやファッションショップが満載。ヒーレンやマンダリン・ギャラリーには高級ブランドのショップが軒を連ねています。

オーチャード・ロードには、ワールドクラスのレストランも数多く、ベニやレザミ、アルマ・バイ・フアン・アマドアなど、ミシュラン級のレストランもあります。

夜のデザイン・オーチャードのショップの正面外観。
12 デザイン・オーチャード

デザイン・オーチャードで、地元の職人が丹精込めてつくり上げた品々を吟味するもよし、Apple Storeで最新のガジェットをチェックするもよし。喉が乾いたら、エメラルド・ヒルに向かいましょう。ここは、賑やかなバーが数多く集まる魅力的なエリアです。ライブミュージックに耳を傾けながら、冷たいビールで喉をうるおしましょう。

4日目:流行と伝統が混じり合う場所

シンガポールのチャイナタウンを訪れたアクティブシニアのカップル
13 チャイナタウン

提灯が飾られた通りに、流行最先端のブティックと古い寺院が隣り合って並ぶチャイナタウン。新しさと懐かしさが同居する、魅惑的な街です。

サウス・ブリッジ・ロードをそぞろ歩きすれば、シンガポールの豊かな文化に浸ることができます。マスジッド・ジャマエスリ・マリアマン寺院仏牙寺龍華院博物館などは、どれも壮麗な建築で、素晴らしい知恵を授けてくれる宗教施設です。シンガポールの宗教的な多様性を肌で感じることができます。

チャイナタウン・ヘリテージ・センターのファサード
14 チャイナタウン・ヘリテージ・センター

チャイナタウン・ヘリテージ・センターもおすすめのスポットです。美しい改装を施したパゴダ・ストリートのショップハウス3軒を使用しているこの博物館では、五感に訴えかける展示で、チャイナタウンの最初期の住人たちの暮らしぶりを体感することができます。

チャイナタウン・コンプレックス・フードセンターのスミス・ストリート・タップスでクラフトビールを楽しむ若者たち
15 チャイナタウン・フード・コンプレックス

ランチ休憩はチャイナタウン・フード・コンプレックスへ。ここは、シンガポール最大のホーカーセンターです。このホーカーセンターには260軒以上の屋台が集結しています。世界で最も安価に楽しむことができるミシュランの星付きレストランとして有名なリァオ・ファン香港油鶏飯麺もここにあります。

リム・チー・グァンでバクア(バーベキュー肉のスライス)を包む女性
16 リム・チー・グァン

シンガポールの地元の味をぜひお試しください。リム・チー・グァンの「バクア」(バーベキュー肉のスライス)や、アンソニー・ザ・スパイス・メーカーのスパイスは、お土産にぴったりです。

ハジ・レーンのカラフルなショップハウスと、屋外のテーブルで食事をする人々
17 ハジ・レーン

歴史豊かなこの場所は、夕日の沈む時間に合わせて訪れるのがおすすめです。金のドームが特徴的なサルタンモスクは、カンポン・グラムで最も印象的なランドマーク。ここは、日暮れ時がベストなシャッターチャンスなのです。

社交好きな人なら、ハジ・レーンのバーをハシゴすれば新しい友達をたくさんつくることができるでしょう。狭い路地に、人気の居酒屋や活気あふれるバーが数多く軒を連ねています。ニューエイジをテーマにしたゴーイング・オームや、ライブミュージックが楽しめるブルー・ジャズ・カフェなど、多彩なスタイルのお店があります。

5日目:プラナカンの美食と豊かな文化

ジョーチャット・カトンのカラフルなショップハウスを訪れたアクティブシニアのカップル
18 ジョー・チャット/カトン

虹色に塗り分けられたようなカラフルな歴史あるショップハウス、クールなカフェ、そして現代的なブティックなどが立ち並ぶジョー・チャット/カトンは、シンガポールの中でも最も活気あるエリアのひとつです。

ここは、プラナカン*の文化が受け継がれていることで有名な場所。食堂もショップも、建築も、すべてが特徴的なプラナカンの影響を色濃く受けています。

熱々の「ラクサ」(ココナッツミルクをベースにしたスパイシーな汁麺)に舌鼓を打ったり、キム・チュー・クエで「クエ」(プラナカンの一口サイズのスナックまたはデザート)を味わったり、ルマ・ビビで精巧につくられたニョニャの衣装を選んだりと、お楽しみいっぱいです。

*「プラナカン」はインドネシア/マレー語で「地元生まれ」を意味する言葉で、一般的には中国系とマレー/インドネシア系の婚姻による子孫のことを指します。

シンガポール美術館の外観
19 ブラス・バサーとブギス

次はブラス・バサー - ブギス地区へ。ここは、シンガポールの中心部に位置するアートと文化の街です。ブギス・ストリートでは掘り出し物のショッピングが楽しめます。また、シンガポール美術館で東南アジア地域の豊かなアートと文化を鑑賞するのもいいでしょう。のんびりと静かなひとときを過ごしたいという人には、フォート・カニング・パークアルメニアン教会もおすすめです。

ルーフの風和日麗(Feng He Ri Li)のネオンサインの前で
20 Loof

このエリアはダイニングも充実。特におすすめはルーフでのディナーとカクテルです。昔懐かしい時代のシンガポールをインスピレーションとしているこの魅惑的なルーフトップバーでは、おいしいカクテルや心落ち着く料理が堪能できます。

6日目:緑豊かな自然の空間

シンガポール植物園の遊歩道で散歩を楽しむカップル
21 シンガポール植物園

世界中どこでも、現代の大都会は延々と都市空間が広がっているのがほとんどですが、シンガポールは緑の空間や公園が島中に点在し、「ガーデンシティ」の異名をとるほど豊かな自然を誇る都市となっています。

シンガポール植物園では、自然に囲まれて、静かな時間を過ごすことができます。ユネスコ世界遺産にも登録されているこの植物園には、美しい植物が数多く集められています。特に、国立蘭園では60万株以上のランを見ることができます。

161年の歴史を誇るシンガポール植物園についてもっと詳しく知りたいという人は、シンガポール植物園ヘリテージ博物館を訪れてみましょう。美しく保全されたコロニアル様式の建築の中に設置されたこの博物館では、植物園の長くカラフルな歴史を学ぶことができます。

ザ・ハリア・レストランで食事を楽しむ中東のカップル
22 The Halia Restaurant

お腹が空いたら、広さ1ヘクタールのジンジャー・ガーデンの中にあるザ・ハリアへどうぞ。ここは西洋料理専門のレストランで、様々なペストリーやサラダ、定番のブランチメニューを幅広く取り揃えています。

サザン・リッジーズのトレイルの空撮写真
23 サザン・リッジーズ

日が暮れたら、サザン・リッジーズの散策に繰り出しましょう。長さ10kmにわたって広がる緑豊かなこのエリアは、地元のバードウォッチャーや自然愛好家たちに特に人気のスポットです。マウント・フェーバー公園やラブラドール自然保護区、ホート・パークなど、シンガポールでも特に美しい緑地帯と隣接しています。

ヘンダーソン・ウェーブは、地上36mの高さに設置された歩道橋です。ここは、疲れた体を休めて、のんびりリラックスするのにぴったりの場所です。夕暮れ時に合わせてここを訪れれば、美しい夕日の光景を目にすることができるでしょう。

7日目

ジュエル・チャンギのHSBCレイン・ボルテックスを眺める2人の小さい子供連れの家族
24 ジュエル・チャンギ・エアポート

シンガポール旅行の最後の一日は、飛行機に乗る前の待ち時間を利用してジュエル・チャンギへ。ここは「ジュエル(宝石)」という名前にふさわしい、素敵なスポットです。チャンギ空港のすべてのターミナルから簡単にアクセスできるジュエル・チャンギには、圧巻のスペクタクルからワールドクラスのショッピング、そしておいしい食事まで、きらめくような魅力があふれています。

ジュエル・チャンギの最大の見どころは、もちろん世界最大の屋内の滝、HSBCレイン・ボルテックスでしょう。階段状になった資生堂フォレストバレーに囲まれるようにしてそびえるこの滝には、現代エンジニアリング技術の最先端が注ぎ込まれています。ゆったりとリラックスしたひとときを過ごすのに最適な空間です。

お子様連れのご家族には、キャノピー・パークがおすすめです。複雑に入り組んだミラー・メイズにチャレンジしたり、マニュライフ・スカイネットで跳ね回ったり、ディスカバリー・スライドでアート作品のような滑り台を楽しんだりと、遊び方いっぱいです。

帰りのフライトに搭乗する前にもう一度プラナカン料理を味わいたいという人は、バイオレット・ウーンがおすすめです。また、タイガー・ストリート・ラボでは屋台料理と冷たいビールが楽しめます。

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