ヘリコプターや戦闘機の特徴のある音が聞こえてくると、シンガポールのナショナル・デーが近づいているのがわかります。これは、ナショナル・デー・パレードの航空ショーに向けて、シンガポール共和国空軍のリハーサルが本格的に始まった証です。

また、ビルや住宅、さらには車からはためく旗など、シンガポール国旗の赤と白のカラーが島を染め始めます。

大成功を遂げた小国
シンガポールの国旗を掲げるシンガポール共和国空軍のヘリコプター

画像 Andrew Tan

シンガポールの物語は皆さんもよくご存知のとおり。小さく天然資源の不足に悩む、生き残れないと言われていたこの街が、1965年8月9日に独立を手にするまでの物語です。

この島は、国内の混乱、地域的対立、国際政治の荒波の中を巧みに舵取りして進み、あらゆる困難を乗り越えました。

持っている強みをすべて活用し、主要な商業ハブ、金融センター、グローバル・プレーヤーとして世界の舞台に躍り出ました。

目を奪う煌びやかなパレード
ナショナル・デー・パレードの間にザ・フロート@マリーナ・ベイで打ち上げられる花火

画像 Choo Yut Shing via Foter.com

このようにして、この国の物語は長期的に形成され、毎年ナショナル・デー・パレードの期間にさまざまな方法で語り継がれます。

観客はのんびりと座って、壮大な軍事パレード、多文化の歌や踊りのパフォーマンス、派手な航空ショーを楽しみます。イベントの最後には、マリーナ・ウォーターフロントの見事な街の景観を背景に、息を呑むような花火ショーが繰り広げられます。

土曜日に近所にいるなら、辺りで待っていると花火を鑑賞できるチャンスがあります。時間は一定ではありませんが、午後8時頃から壮大な花火を見ることができます。

ナショナル・デーは正式には8月9日ですが、ナショナル・デーに向けてのリハーサルは3~4か月前から始まり、祝賀行事前の2度の週末にわたってプレビューショーが行われます。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響により、2021年のシンガポール独立記念祝賀は形式を変更して行われました。シンガポール独立56周年を記念するお祝いのパレードは、2021年8月9日にマリーナベイ・フローティング・プラットフォームで開催。一方、ナショナル・デイ・パレードそのものは2021年8月21日に行われたのです。チケットは、地域ボランティアや医療従事者など、このパンデミックを乗り切るためにシンガポールを粘り強く支えてきたシンガポール国民に提供されました。

見どころ

バッグの中身

ショーの観客は、ナショナル・デー・パレード用のお楽しみ袋「ファンパック」ももらえます。大きく軽量で耐水性のあるバッグのデザインは毎年変わりますが、中には毎回スナック、ドリンク、バンダナ、ライトスティックなど、さまざまな便利アイテムが入っています。

バッグの中身

ショーの観客は、ナショナル・デー・パレード用のお楽しみ袋「ファンパック」ももらえます。大きく軽量で耐水性のあるバッグのデザインは毎年変わりますが、中には毎回スナック、ドリンク、バンダナ、ライトスティックなど、さまざまな便利アイテムが入っています。

こちらも

チェック